もとの大阪に戻らないか

もとの大阪に戻らないか





  歩くたびに大阪は、どうなってしまったのかと思う。

  中ノ島のバラ公園は、ルールがない。

  それを仕切っているのは、ほかでもないよそもん。





  大阪を知っている人は、ぜひとも中ノ島公園へ入ってほしい。

  公園の整備がどうなっているのか、何を市はやろうとしているのか。

  残念ながら、誰でもが楽しめる場所になっていない。

  これは遊園地ではない、ただの公園です。





  公園の中に自動車が入り込み、売店が並び、芝生にテーブルを作り酒盛りをする。

  何のことはない、ミニユニバーサルだろう。

  大阪市庁のまんまえ、

  この市も、歩む方向を間違っている。





  芝生に座るなら、その芝生がどれだけ傷んでいるのか分かるはず、

  それが誰もわかっていない。

  一番わかっているのは、公園の整備業者だろう。

  これが、公的な仕事をしている、役所の労働とはとても思えない。

  芝生だけではない。





  雨が降れば、あるく歩道におおきな水たまりができる。

  何のための、コンクリートなのか。

  そして自転車は乗り入れ禁止なのに、それが守れない。

  これが、自転車管理で金を儲けている「大阪市」とは信じがたい。





  こんな無駄な仕事を繰り返すことで、労働が劣化した。

  この遅れは、2・3年で取り戻せるモノではない。

  なんでもかんでも税金で清算できると、公人は思い込んでいる。





  この中ノ島公園を維持するに、絶えず守衛に警備させている。

  これを計算に入れると、ユニバーサルと何ら変わらない。

  市庁を警備させる、その考え方が引き継がれているだけ。





  芝生を張るには、それなりの費用と、期間が必要となる。

  その間、入らないよう柵を設ける、しかしそれでも入る者は入る。

  何用もできない領域では、公園としての役割を果たさない。

  そのことの是非を、市は何も考えていないことになる。






  これは、公園ではない。