ネットで映画を見る

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2010年、その年何をしていたのだろう

果たして、この映画を見たか

この10年足らずの話でなく、さらに年代が深まる全共闘




主なこと、自死

この題材が、現代と違わないのに気づく。

いや描かれている社会が、それ以上に退化している

何故なら、まっさらな若者が増えているではないか





学校からはじけたり、会社から逃避したのでもない

薬におぼれたり、性につかまれたのでもない

若かりし時に輝いていたはずの経験も味わっていない

そんな雰囲気を醸し出している、いま




いうなれば生まれた家から飛び出すような、エネルギーを感じさせない

両親などの締め付けであえいでいる、若者を連想する

10年前と現在が、自死という言葉で共有している





あいだの中身がすっぽり抜けてしまった

愛とかセックスやら生まず、職が存在しない

人とのつながり、社会に対する眼がない




最後まで映画を見たとき、虚しさを味わいかつて見た気がした

重苦しい、