肺がんと喫煙

肺がんと喫煙





  医学が神聖な学問であり、何物にも冒されない存在で

  あるべきだと、心から願う者です。

  医療に従事している者でなく、単なる患者でしかありません。





  
  42歳ごろまで、ヘビースモーカーで肥満体でもありました。

  何を見てからか20歳ごろからたばこを吸い始めていました。

  今からみても、ゆるい社会だと痛感します。





  喫煙を大人のあかしのように、扱われる文化があります。

  煙草は嗜好品なのに、勤務中にもかかわらず喫煙が可能な社会環境でした。

  そこに火気厳禁がつくと、途端に規制がかかります。




  医療が関わり社会的な領域に入れば、規制をかけるべきでした。

  最も慎重にならねばならなかったのは、医療従事者でした。

  国の医療費が飛躍的に伸びるのは、望ましいことでしょうか。

  個人的な医療費が無限大に伸びても、豊かな人は困らないでしょう。





  そこからガンが目立ち始めました。

  その原因である喫煙が、やっと制限されてくる時代がやってきたのですが、

  いま怒涛のように喫煙者が増えています。

  喫煙の際生じるくさい「におい」を毛嫌いするはずの、女性が増えています。





  においといえば香水を思い浮かべ、女性の特権だと信じていたのが、

  喫煙に興味を持ち始めたのが意外です。

  エレガントでしょうか。




  このとき反原発が目を覚ますことになります。

  原発の存在が、放射能などの原因でがん患者が増える。

  そこに事実があるとすれば、原発反対を唱える人は、

  どういう人が望ましいだろうか。





  原発反対 ! =  喫煙者

  という定義はおさまらなくなりました。

  受動喫煙副流煙を気にしなければなりません。

  喫煙者以外の人を、重点に考えなければならないのです。

  ガンという病気が、定位置を占めています。





  ガンにかからないためには、何をしなければいけないか。

  国民だけでなく、国が声をかけて、

  ガン阻止に向って進まなければいけません。

  医療費を減少させていくに、何をしなければいけないか。

  一番よくわかっているのは、国のはずです。





  医療という学問が、ますます信頼できなくなったのです。