1年に3回海外の旅

1年に3回海外の旅






  旅に出る。

  人にそういうと、個人的なことで話すのが億劫。

  人によって興味が異なり、自分の定規で語りたくない。

  



  旅に出る。

  旅の目的から、自分の気持ちを確かめるところ。

  普通の人は、家族や友達と連れ立って計画を練り、

  それから出発をするパターンだと思う、





  今年から、まったく異なる経験をする。

  友達や知人でない人と、あるひと時「行動を共に」する。

  必ずし同じ道を歩くという、決まった約束はない。

  同じ汽車に乗ったり、部屋が同じだったり、訪ねる場所が

  たまたま一緒だったりする、偶然が支配する関係となる。






  友達にこのネット関係で繋がった仲間と旅をすると、話したところ

  大変心配をしてもらった。文面に出てこないところ〜退院したての頃

  というのが、知り合うポイントになる。

  歳も歳であることから、旅先で何があるかどうかわからない。

  それを冷静に判断できるかというのが、このひとと人のつながり。

  覚悟を持っているか。






  
  いちど旅をした仲間と、その後その旅のことを話すことがあるか。

  二度三度と”旅の仲間 ”と旅を繰り返す、主な理由とは何なのか。

  不思議な体験を繰り返そうとしている。

  間にあるのは、日本人であり共通の価値観を持っているらしいということ。

  その関係が、全ての年台において日本人の特性として味わえるとはとても思えない。

  (東海道中膝栗毛







  この旅という体験が、日頃の労働において、別荘で夏を過ごすかのよう

  優雅な時を過ごすことができたなら、至福の時だろう。

  旅は、二種類の人間に分けてしまう。 

  現実の仕事を忘れさせるか、仕事を失くしてしまうか。

  旅を繰り返すか。






  懸命の仕事に追われている者は、旅などできないかもしれない。

  それこそ汲々の仕事に苦しめられているというものか。

  日常と非日常、そのどちらを自分は取るか。

  日常の生活を選んで、非日常の旅を楽しんでみてはどうか。

  ネットの世界をつまんでみては、自分のしてみたいことは何か、

  手探りをして確かめてみるしかない。