旅の予定が、ふたつ

旅の予定が、ふたつ




  23日、キューバへ旅立つ。

  1月の旅から旅に出かける、新しいきっかけができた。

  旅が計画されてしまうと、自分の本意が明らかになりそう。

  





  家に居て、ひとりで過ごす方が好きかもしれない。

  待つこと・掃除が大嫌い、それが旅をしたがって

  いたのかもしれない。

  出かけたいのか、出かけたくないのか。

  後ろ髪をひかれる。







  海外へ出かけることをアナログな友達に打ち明けると、

  一斉に” 非難のような ”声 ”を浴びせられた。

  アナログな友達と私の違いは、現役と現役ではないの区別。

  それと生活における、経済的な枠のようなものではないか、

  そういう思いで結論づけた。






  
  
  ネット仲間と旅をしたり、彼らの行動を垣間見てみると、

  なかなかついていけない面を感じる。

  旅から次の旅への期間が、短いように思えた。

  日常と非日常の感覚が、短いのではないかそのように受けた。








  家を出ると、楽しいことの連続だが、緊張する性格は変わらない。

  家にじっとすることの方が、自分は好きかもしれない。

  次から次へと移動するのは、緊張を引きずるかもしれない。

  こういう気持ちは、今まで味わったことがない。









  旅は、新しいことを蓄えてくれる、資産のようなものだと思っている。

  自分にないものを、新しくもたらしてくれる” 異なる価値観 ”。

  新しい人生観を生み出してくれる。






  私の人生で現役時代は、18歳から52歳まで。

  その間、旅に出かけていたのは42歳ごろから後半まで。

  10年ほどしかない、社内のなかで旅に出るには、

  それなりの引け目を感じながら出かけていた。

  同僚に迷惑を掛けつつも、自分にとって大切な行事

  という気持ちで旅をしていた。

  刺激を求めて、旅をする必要があった。







  それが老いると、閉じこもってしまいがちになる。

  独りでは、気力だけでも続かない。

  ネットの友達に負担をお願いするしかない。

  助けてもらえることを、期待しながら旅に出かけることになる。

  自分の欲も抑えがちにならざるを得ないだろう。