友よ!大重潤一郎 魂の旅

友よ!大重潤一郎 魂の旅    2014年   日本

  構成・編集者  四宮 鉄男

  撮影      森田惠子


  
  20年前に体験した

  「ユートピア」を、もう一度!


  私たちは、阪神・淡路大震災の1955年1月17日、

  「人間しとって良かった!」「自分一人では生きていけない」

  「支え合いは自立から」と五感で感じ取った。

  「あの日」から20年、そして東日本大震災から4年。

  いま、ここに、この映画が上映されることになったのは、

  決して偶然ではない!
































  長編記録映画、109分。

  あるコメントは、プライベートフィルムと語っている。

  大重の発言に集中できるかといえば、出来なかった。

  この手のドキュメント・スタイル、

なぜこのようになったのか、考えてしまう。







  この映画の”監督 ”名は、見えなかった。

  大重さんの発声ごと、息苦しくなる。

  大重さん自身、声を出すのもつらいのではないだろうか。

  話される内容も、理解し易いモノでなかった。

  編集権も誰にあるのか、よくわからない。








  「久高オデッセイ」第三部   風章

  の作品が完成します。

  大重さんの一つぐらい、鑑賞したいものです。

  大重さんの発言は、映画の事前CMのよう。







  愛川欽也さんが、亡くなった知らせが入りました。

  生涯を通じて、人に知らせたいことがある。

  そのひとつに、自分の人生があると思います。

  そういう人生にもっていきたい。







  長編記録映画の性質かもしれません。

  一人の人生と対比して描かれるものではない。

  キャパシティが異なる分野での、違いになります。

  人の人生は、あまりに短すぎる。

  子弟、友達、地域の人たちに支えられて、

  何とか続けられる、表現活動のように思います。