地域研究

地域研究



  37年間、同じ住所にて暮らしています。

  嫌々でしょうか、しかたなしでしょうか、時が経ちました。

  引っ越しするきっかけはあったのですが、長く続かなかった。




  治療や手術する病院は、ここへ引っ越し当時から決めていた病院がある。

  その病院は、現在も健闘して、それなりに拡大している。

  多少不満をもっているが、自分の身体を知るための機会を与えてくれた。



  最初の壁は、高血圧の体質。

  車に乗って仕事へ出かけ、職場につくとへたってしまった。

  気を失ったように、立ちくらみをした。




  高血圧の治療に薬を飲むことを避け、運動と体重減量に挑戦した。

  歩行とマラソン、ジョギングは、大切な日課となった。

  からだを使って働く仕事をやらなくなった時は、

  使いすぎた「からだ」が、きしむように痛み始める。



  走れないが歩けない、腰痛が足がしびれると、慢性の病気になった。

  運動によって体重を減量できない、カロリーを減らせなくなる。

  自転車に乗って、カロリーを減らせるかというと、

  熱効率の悪い部類にはいらないか。




  長い時間自転車に乗らないと、高いカロリーを消化できない。

  あとは、足や身体の筋力を維持し、高めることができるか。

  私の街では、歩道へ自転車が押し寄せて、警察の注意書きがあるほど。

  歩行者と自転車の事故が、頻繁に起こっているのだろう。



  
  子どもの自転車が、子どもの身体の成長を高めるものになればいいが、

  これも熱効率から言って、悪い方の部類に入るのではないか。

  37年間、通っていた病院から、その3分の1歩けば通える

  病院へ出かけることになった。

  二つ目の壁は、ヘルニアでした。




  
  もちろん病院名は知っているし、訪ねたこともある病院。

  この病院で診察をしてもらい、表面だけしか見ていないが、

  この街の人口と経済の大きさを、この目で確かめることができた。



  
  病床を抱え、医療に従事している人の、若い人の多いこと。

  杖をついたり、イスを動かしながら通っている、高齢者の多いこと。

  この病院でリハビリ施設を抱え、患者対応のできる最新の設備を持っている。

  この施設が、この先もなおやっていける条件とは、何か。



  
  医療を受ける患者が、周りにたくさん住んでいること。

  これが絶対条件である、さらに高齢者がこの医療費を

  負担できる経済力を持っていること。

  国民皆保険が壊されないこと。

  ここで、未来を予測したい。

  30年から40年後、こういう医療はやってこない、このままでは。





  コンクリートと箱モノでは、何もできない。

  それを明らかにしてくれたのが、2011年。

  地球上の神が、それを教えてくれた、それが2011年。

  それを今もって、学び取ろうとしない社会がある。

  貨幣さえあれば、経済力があれば、何でもできると過信している社会。





  国の公共事業を変換させる時期が、ちょうど2011年だった。

  コンクリートは劣化する、人間以上にその劣化は際立っている。

  体積が多ければ大きいほど、劣化の発生は早くなる。

  大きければ、大きいほど、その発見は誰でもわかるはずなのに、

  それが理解できない、科学知。





  公共事業として国民の医療に、力を注ぎ込むべきだった。

  よく言われる、真逆の方向へ事が進んでいる。

  ものをみる視点が、他の地球人と異なるのだろう。

  40年と持たなくなる。