7月集会

7月集会


 
  第67期司法修習生

  七月集会

  『 みる 考える 動く

   そして次の みる へ 』



  ご挨拶
  
  第67期7月集会実行委員長  徳田玲亜


  私は、いざ司法試験に合格してみて、自分がどんな法曹になりたいのか、

  法曹として何ができるかのか、あるいは、司法を担う人間としてどんな

  役割を果たすことが期待されているのかをじっくり考えたことがないこ

  とに気付きました。だから、目指すべき法曹像を考えるにあたって、社

  会のことをもっと知りたいと思いました。そんな素朴な感情が7月集会

  に携わったきっかけです。社会では今どんなことが問題になっているの

  か、まずは生の事実を知りたい。そして、多くのものを見ることができ

  る修習生という立場にあるからこそ、いろんな角度からその事実を眺め、

  問題の本質は何なのかを自分の頭で考えてみたい。それにとどまらず、

  修習生という身軽な立場にあることを生かして、問題解決に向けて実際

  に動いてみたい。これまで与えられてきた事例でしか物事を考えてこな

  かったからこそ、社会に出る前にしっかりと社会に向き合いたいと、思

  いました。

  ( 中段・後段 略 )







  名札について

  7月集会では、参加者の方々に名札を配布しております。

  名札は、その方の所属に応じて、色を変えております。

  交流の際、ご参考にしてください。


  修習生  大学生・LS生  修了生・予備試験受験生  弁護士  その他










  以上、ちらしの一部





  MLリンクから、7月集会の紹介がありました。

  一般参加ができるということ、一泊二日、さらに懇親会・宿泊料という

  高いハードルがありました。

セミナーで語られる内容より、若い人たち 修習生たちの考えかたに、

  興味がありました。





  予備情報として400名参加という声がしましたが、それほどの参加に見えません。

  67期ということですから、長年こういう同じやり方で運営されてきたのでしょう。

  一般参加の条件は、大切な項目だと思うのですが、重視されていないようです。

  一般参加は、私一人のようにみえました。




  受付から講演の準備まで、そのスタッフの動きを見る限り、そとの社会を覗いた

  という雰囲気を漂わせませんでした。

  入り口の客に対して、座って対応する女性がふたり、そのテーブルの傍で

  男性が私や女性に声掛けをする、サポートするのです。

  何も、受付の準備で混乱しているわけではありません。





  このようなレポートが挙がると、一般参加を制限したり、今後受け入れない

  というようなことにならないよう祈ります。

  いまの時代、何かもめごとがあると、市場開放と言っておきながら、参加数の制限や

  受付期間を制限することで、運営する側がやりやすい流れをつくるようになりました。

  学校の授業、講演やセミナー、進行がうまく進むことを重視しがちです。

  講演者だけの情報を一方向へ流し、聴視者がすべて受け身でなければならない。

  そんな時代が、まだ続いているのを、肌で感じました。

  情報の伝達と、理解というのなら、一方向で良いのなら、受け取る側が読書をすれば

  それでいいではありませんか。

  自分以外の人が、違う意見を言う機会を与えられ、講演者や運営者が異なった発言を

  促すには、何をすればいいのか。

  その時、私たちに何ができるか、それが最も大切なことだと思います。





  
  講演、セミナー形式も、従来の高等教育の授業とほとんど変わらず。

  一方向の情報伝達のみを重視するスタイル。

  講義の後の、質問時間を大切にしていない。 

  大学でも、市民への公開授業が行われている時代です。

  質問が生まれない、質問が出ない講義というのは、

  何かしら問題を抱えていると思う。





  
  修習生が、議論を闘わせる、ディベートをする時間。

  など淡いことを期待していたのですが、懇親会の二次会まで

  参加することは適いませんでした。

  3世代間で対話、ディベートする環境が、将来育てられれば

  一般参加の意味は、大きく広がると思います。

  厄介なことには手を出さない、国民性は変わりませんか。