流域を歩く   安威川

AMネット  歩いて学ぼう 〜地域再発見〜



   淀川  〜 流域を歩く ( 安威川編 )〜

   
   車に分乗し、流域単位で捉えて、

   地域のことからグローバルなつながりも考える。

   流域の歴史、現状を知ることの大切さ。

   安威川で流域を体験する。





   心学の祖、石田梅岩

   梅岩は貞享2年(1685年)9月15日、現在の亀岡市東別院東掛の

   農家に生まれました。



   畑中権内

   畑中権内宝暦3年、江戸時代寛政期に実在した庄屋。

   出身地は摂津国嶋下郡車作村(現在の大阪府茨木市車作)。 

   車作の灌漑用水路を完成させた。



   歴史上の人物、このお二人を教えていただいた。

   流域を訪ねたのですが、ほとんど車上での進行。

   景色の好い歩き、散歩・ハイキングのコース。

   


   たまたまAMネットの企画に同行させていただいた。

   私の体では、車でなければついていけない。

   私だけではないだろう、ほとんどの人が関心を持っていない。

   では、動ける時だった40年前は、どうだったろうか。




   昼による働かなくては、いけない年代ではなかったか。

   車に乗りながら、同じ道を歩く連想はできなかった。

   トラックが時間を急いて走り、対向して走る自家用車。

   道路に舞う砂埃、車がスリップ。

   当時この道路を歩いていたら、車窓からの怒号を浴びるだろう。








   安威川ダム


   安威川ダムの存在が、のしかかる。

   着工1976年 竣工 2013年と書かれている。

   この長い工事に引きずられて、埋もれてしまう村を探索する、

   渓流を歩くこともできなかったのではないか。

   そんな時代ではなかった、それが40年と続いてきたのである。





   もう二度とこの道を訪ねることも、叶わないだろう。

   そして、この日本、二つ目の安威川ダムが生れるとは、

   とても想像できない。

   血税を絞り集めたとしても、この類のインフラに力を注ぎこむ

   余裕などみじんもないはず。

   国力と労働力は、風前の灯火。