流域を歩く

淀川 〜  流域を歩く  ( 安威川 編 )



  世界の水問題とつながる流域の水環境 < その1 >


  1) 森林の持つ大きな機能

    ”緑のダム ”としての役割  保水力と水源涵養力

    熱帯多雨地帯フィリピンなどで起きている洪水と渇水

    私たちの足元は大丈夫か?


  2) 東南アジアの熱帯雨林を刈り尽くしたニッポン

    1961年、フィリピンから南洋材輸入解禁を皮切りに

    タイ、半島マレーシア、インドネシア島嶼部マレーシア、

    パプア・ニューギニア

    フィリピンの森林被覆率(国土面積に占める森林の割合)の急減

      1960年代の80% 〜  現在は 30%


  3) 足下の林業について考える

     木は植わっているが、森の体をなさず

     薪炭利用、堆肥生成と広葉樹林の関係

     下草刈り、枝打ち、間伐が命の針葉樹林

     このまま放置することによって考えられるシナリオ








   AMネットのレジメ、一部のみ





  木や森が、私たちに何をもたらしてくれるのか。

  その恵みを、絶えることなく、

  それを授かるに何をしなければ、いけないのか。




  食の恵み  →  水の恵み  →  森の恵み

  大勢の人のちからと、それを見守る・・・環境をみつめる視線に基づく。

  自然に対する思いに、ゆがんだ心がかぶさることで、

  自然そのものが、消えてしまうのではないか。





  荒れた森と言わないまでも、個人所有のみでなく、

  自治体や国などが、保有している森もあるでしょう。

  地域の人たちが、荒れた森の後に、次はどういうことをもたらすか、

  周りの人たちに伝える必要があります。

  自分たち自身の、問題につながってきます。





  森の散策、ハイキングコース、棚田めぐり。

  自転車ばかりに足を奪われ、立ち止まって自然を眺める、

  そういう楽しみに遠ざかっていませんか。

  時間に追われて、生活していませんか。