トルコからの手紙

トルコからの手紙・・・



「日本の国会議員のみなさま、トルコの状況を知ってください!
 8割の国民が原発に反対しています。しかし、反対意見を表明する
 国民は、政府に『国賊』と呼ばれ警察に排除されます」

 
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  以上のような政治状況に加え、トルコは原子力を推進するのに必要
 な制度・インフラが整備されていません。
  原発建設を進めるには、トルコ原子力委員会の建設・運転許可が必
 要なのですが、原子力委員会原子力安全規制の仕事も同時に担って
 います。
  ロシアメーカーRosatom がアックユ原発に使用する予定の原子炉は
 新しいデザインであるため、安全審査の先例・ガイドラインが不足し
 ていたのですが、それにもかかわらず原子力委員会は建設を早々と許
 可しました。

  ロシアメーカーは、建設に関する環境アセスメントも行なわず、「メ
 ルスィン市長から砕石の許可が下りている」という理由で、原発建設現
 場付近の森林伐採をすでに始めています。


  トルコ原子力委員会は、チェルノブイリ原発事故の際に、国民の健康
 と安全を守るための十分な措置を取りませんでした。現在に至るまで、
 チェルノブイリ事故で引き起こされたトルコ国内の放射能ホットスポッ
 トの地図は作成されていません。そんな中、チェルノブイリ事故に起因
 するガンが、トルコの若い世代の間で増加しています。

  また、原子力委員会には、IAEAの基準に見合う規制を実行するだ
 けの独立性も専門性もありません。政治的に内閣に従属し、推進と規制
 の二面性を持つことから利益造反を引き起こしています。

  2007年には、トルコ第3の都市イズミルのスクラップ工場で、密
 輸入された使用済み核燃料棒が発見されるという事件も起きています。
 しかし、原子力委員会は周辺住民の放射線防護のために責任をもって行
 動することを拒否し、スクラップ工場を鉄条網で囲むという措置しか施
 しませんでした。


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  私たちは、日本国国会議員のみなさまが、以上に説明したトルコの実
 情と、福島原発事故被害がまだ収束していないという現実を鑑み、日本
 ・トルコ原子力協定を批准しないことを願っています。


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  トルコ反原発同盟




 ちらしより





  ちょっと待って !

 日本からトルコへの原発輸出

  〜 トルコの社会と文化を知るために 〜


 
 シノップへの原発建設は黒海を終わらせる!

    ギュルハン・サヴグ

    AKSIYON 紙     3月17日


 
 ☆ アボ先生のお話と演奏



 主催:ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン








 首脳会談の結果を知らせる、新聞報道を各社、

 それぞれ異なった報道がされているという。

 政府の広報であるなら、国がそれを修正し

 改めさせ事実を伝えさせるのが常道。




 それをしないとしたら、これが国の政治か。

  不思議な国、日本。

 この国を知るに、海外の情報から眼は離せない。