岸和田紡績と朝鮮人女工さん
主催:ぽじゃぎねっと
戦前の岸和田紡績会社の労働者は、最多の時期で
2割が朝鮮人であり、その大多数は女性でした。
岸紡は低賃金の女工さんを確保するために、当時
日本の植民地として収奪されていた朝鮮の農村か
ら、大勢の女性たちを岸和田に集めました。数え
の12歳の少女がここで働いていました。その運
命は過酷でした。12時間2交代制の労働、粗末
な食事、不衛生な工場と寄宿舎、監獄のような煉
瓦壁、そして差別が彼女たちを苦しめました。あ
る者は逃亡し、ある者は労働争議に立ち上がりま
した。そしてある者は病に倒れこの異郷の土地に
葬られました。このフィールドワークは彼女たち
の生を忘れないために行われています。
訪問予定地:寺田紡績、岸和田城、
カトリック岸和田教会、下野町墓地など
ちらしより
ちょうど外国へ、飛び出したい時期でした。
残念ながら、その望みは絶たれます。
ひょっこり現れたのが、フィールドワーク。
見学会は苦手、皆さんと一緒に歩けない。100m
歩くとしびれて立ち止まらなくてはならない。
自転車に乗れるだろうか、躊躇しましたが、一緒に
動けなくなれば、棄権すればいい。
のぼり道では自転車に乗れない、降りて歩いてみると
やはり足がしびれる。歩かなければ進めない。
それでもなんとか、最後まで参加することができました。
ぽじゃぎねっと 樋口洋一 さま
どうもありがとうございました。
紡績と煉瓦
煉瓦の姿が、町の至る所に見えかくれする。
再生可能なものとして、煉瓦の役割は、これから
大切な存在になるのではないか。