イベント企画講座

イベント企画講座 


座学も後半にかかってきたようです。
受講生の間で、交わされる会話があるようでなさそうで。
お名前と顔が、重なるまでに至りません。


でも、「おはようございます」。
この業界用語の、あいさつは続いており、
お顔は、はっきり覚えています。


受講生たちがチラシを渡されて、「さぁこれからどうしたものか」。
考えているときに、チラシを持って駅の周りのお店に
いっしょに訪問しませんか、と呼びかけました。


行動を共にしようと言ってくれたのが、女性の受講生。
思いもかけない、男女組み合わせての出発になりました。


訪問してみると、女性の功というのか、まだ現役なのか。
プロ級のセールストーク、おみそれしました。


こちらはぎこちないセリフで、どぎまぎした調子。
傍にいると、「いらいらした」でしょうね、彼女。



年配の男として、入りにくい店、用がなければ訪ねることない店。
この数の多さを認識しました。
一生覗くことない、(特定の、個別の)お店、
店のなかを、覗くことができるのです。



美容院、形成外科、やきもち屋、めがねショップ、スポーツジム。
美術館、予備校、楽器店、幹線駅の駅長室。理髪店。
ネットカフェ、ゴルフ用品店、ラーメン飲食店、ゲームセンター。
不動産販売店、接骨医、リフォーム販売店、自転車販売店



お店の中を拝見して、こちらの対応をしないとだめです。
極端に、私たちを客と間違えるような、体のしぐさは避けるべきでしょう。
できることならば、「いらっしゃいませ」と言われる前に、
こちらからの声掛けが、大切かもしれません。


はっきり言って、1人で声掛けしてのトークでは、
ゆっくり聞いてくれない可能性が多くなりそう。
一人は一通りトークして、もうひとりはお店の配置を眺めまわすパターン。


お店の中を覗いて、客のわりに従業員が少ない。
お客の対応に忙しいお店では、こちらが声を出すにも憚ります。
ゆったりした気分で聞いてもらいたいのですが、
「流行っている」店はそうはいかない。



一通り、声掛けをして話を聞いていただけたことに、深く感謝します。
これだけの業種が私たちの身の回りに、存在していることを知りました。
私たちの街に、多くの人が働いているという証なのでしょう。



2、3分の事ですが、そのお店の玄関や中の様子を覗くだけで、
そのお店の心意気や将来が、素人目でも見えてくるものです。
セールとして伺った私たちが、口コミとなって広がるかもしれない。
そういう可能性を考えて、対応できるのは結局・・・・



たぶん店長、経営者の役割を負っている人物しかいないでしょう。
上場会社で、事務所としての窓口を持たずに、拒否をされました。
その会社の別の店では、快く引き受けてくださったのです。
同じ会社でありながら、相反する受け答えを知りました。



日本人が劣化しているのは、もう公然と事実ですが、
大企業の存在自体も著しく劣化して、小さなお店と変わりのない品のなさです。
時代が変わって、会社が不祥事を起こすと「テロ」と言い始めるかもしれません。