都会の闇

夜の街だった、都会の駅。
商店街を何度も歩いて、探している場所。
予定の時刻は7時、そして日曜。
校舎も運動場もある、密集地。



一軒家、マンションをいくら眺めてみても、部屋に明かりが灯っていない。
人が住んでいても、ともに同じ時間を過ごしていないのでないか。
暗い、一緒に暮らしていない。
ひとり暮らし、平日も日曜もない。
夜の街を誰も歩いていない、でも食事や飲み屋は開いている。



駅から数分離れていても、これだから、ますます人がいなくなって、
商店街が消えてしまう。
学校の運動場が残っているなんて、信じられない。