220えんつ

220円を使って




   交通費220円を使い、定員15人予定の寄り合いがあった

   戦争体験を語る活動をしていた父のことを伝える娘。

   36年間勤め挙げた後の、現状を話す人。




   少ない人数で聞く方と、質問を交わしながら話を展開する。

   ほとんど人生の後半のような参加者が、控えめに発言をされていました。

   この地域に関わっておられる方が、ポイントだと思います。




   さらに言えば、人生終わり間際でなくても発言があれば開かれる、

   そういう会合が望ましいと思いました。

   講演の様子を映像で流されたのですが、話しているのは日本語ですが

   歳をとれば口の中では、舌や歯の変形で声が変わります。

   これが現実です。


   
   最初は質問も批判的な論調に、なってしまうと感じます。

   何しろ何も知らないのですから、同じように発表する側も遠慮するのでしょう。

   人生の中で、こんな場が・・・たとえていうなら職場にあったらと思う。 

   若いときであれば、それこそ修正ができ、誤解がなくなるでしょう。




   反省をすれば、発表のさなか声を立てず笑ってしまいました。

   そして発言者の顔が、私を見つめているのを何度も認めました。

   その失礼な態度を意識して、名刺を渡しましたが・・・。

   この歳になると、感情で抑えが利きません。




   この会は、久しぶりに参加しましたが、こういうパターンの

   話は、発表する側と聞く側ともに慣れていない。

   それがようく伝わるような、雰囲気でした。

   職業人であれば、こういうことを繰り返しやってほしい。




   人生経験をまとめておきなさいと、指令が下された気がしました。