ネットにあったチラシを目当てに

 
ネットにあったチラシを目当てに




  都会のど真ん中の部屋

  火曜日・土砂降りの夜、7時から9時半

  場所を探しながら、周囲を見渡すと

  この場所がふさわしいのか、好ましいのか。




  30分前より探し始め、ぶらぶらするうちみつけた。

  15分前、部屋の中に入る

  3人が固まって、団欒をしているかのよう

  温かく迎えてくれた。

  椅子の上に、チラシが3枚配られており準備が整っている。





  椅子に座ると、もっと前へと前の椅子を勧められた。

  3枚のチラシを読むと、顔の血が引いていくかのよう。

  わたしの話を聞きたい部分、私の言いたいところが、

  どこにも見当たらない、あせってしまう。





  後ろから声をかけられた、「初めて来たんですよ〜

  友だちに呼ばれて」、と隣席の人を指した。

  会合の予定時刻より、早めに集まるのは年配者の習性のようなもの。

  人が集まりかけて、音楽を鳴らし続けて居る。

  人数がじわじわと増え、20名になろうとしている。





  初めて来たと言われ、私も不安になっている。

  もうそろそろ、この部屋を出ていこうかと考えていると、

  彼に応えた。

  私のような年配の参加者は、見当たらない。

  若い女性が参加している、それが際立って、私の目に浮かんで見えた。

  火曜日のよる、7時から9時半。





  日本の年金が、決まった。

  この若者たちと高齢者を分けていた、年金がひとかたまりになった。

  国の負債という形を背負って、この人生を逃げ切れない。

  こんな頭の優れていない人たちと、一緒に暮らさなければならない。

  国民だけでなく、職についている人がこんな有様なのだから、

  この先は、想像ができるだろう。





  カネもないし、時間がない。

  相談する相手も、自分の周りに見つけられないモノだろうか。