愛と死

 愛と死    2001年  (株)新潮社

 
 著者 武者小路實篤


 朗読 寺田 農




 新進作家の村岡は、友人の妹夏子に出会う。明る

 く活発な彼女とは正反対な村岡だったが、二人は

 互いに惹かれ合い、結婚を誓うようになる。しか

 し、洋行から帰途につく村岡に届いたのは、夏子

 の訃報だった・・・・。





 赤ひげ診療譚    2010年  (株)新潮社


 著者 山本周五郎


 朗読 嵐 圭史





 鶯ばか



 いくつかの回診を勤めるうちに登は五郎吉の家の次男・

 長次と顔なじみになった。長次は人懐っこくて家族思い

 七歳の少年だった。ある日、五郎吉の一家が貧しさの果

 てに心中を図ったという知らせを受ける。登は必死で家

 族を救おうとする。












 


 

 愛と死、本はとても読めない。

 そのなか、朗読を聞いて涙流す。

 涙を出すため、話を聞いたのか。







 本を読んでいなかった、そこではじめて

 朗読へとつながる。

 経験がないこと、知らないことが発端。

 映画を見ていなかった、それが聞いてみようと

 するきっかけであったりする。






 これが映像で描かれたとして、朗読を聞いた後の

 ように、涙を流し感動できただろうか。

 感動は、一度だけ。

 それを大事にしよう。







 死生観。

 労働観。

 共に、いま心から考えさせられる社会です。







 いまの、あなたにできること。

 あとに、なにを残したいですか。

 給与をもらった人は、ほとんど何も残さない。

 それが、現実。