見知らぬ土地に

見知らぬ土地に



 

 一人で、思いつかなかった。

 電車に乗って、歩き回った。

 窓の景色から、飲み物のないのが不安に。

 実際歩いてみると、自販のないところは、

 探しても見つからないとか。




 
 寺・神社など観光資源が町にあふれ、

 その場所には必ず、「無料駐車場」。

 その傍に、新品のトイレが備わっている。

 ああ、あの「大阪市」ではない。

 




 この行き届いたインフラの設備を眺めると、

 この町の古い歴史を感じさせる。

 で、これから町の未来は、どうなるだろうか。




 
 偶然覗き込んだ、土産物屋さんで。

 町を散策の後、立ち入ったことを尋ねてみた。

 小学校の生徒さんの数と、その親御さんの職場の数。

 介護施設の数は、充分足りていますかと。





 初対面の人に、こんなこと聞けるものではないです。

 失礼なことをしてしまいました。

 町中で歩いている老人を、見かけませんでした。

 果物などを入れるかごは、至る所にたくさん。

 早くから働いておいでなのでしょうか。





 寺や神社に、大勢の人がバスに乗って、

 お参りに来られています。

 もっと昔からの、風情を感じません。

 当時、歩いて詣でられたに違いありません。






 リハビリで、この階段を歩きたいものです。