誰も知らない

誰も知らない    2004年    日本
 
  NOBODY KNOWS


  監督 是枝裕和

  出演 柳楽優弥

     北浦 愛
 
     木村飛影



  都内の2DKで大好きな母親と幸せに過ごす4人の兄弟。

  しかし彼らの父親はみな別々で、学校にも通ったことなく、

  3人の妹弟の存在は大家に知らせなかった。




  ある日、母親はわずかな現金と短いメモを残し、兄に妹弟

  の世話を託して家を出る。この日から、誰にも知られるこ

  とのない4人の子どもたちだけの「漂流生活」が始まる。








  88年実際の起こった事件をモチーフに、15年後完成。

巣鴨子ども置き去り事件  1988年

  リクルート疑惑 政官財に吹き荒れる




  経済が好景気であったはず。

  生活が、暮らしやすかった。

  15年間、その暮らしは変わらなかった?

  その後、社会そのものが変わりない?

  そういう、個人的な思いをもっている。




  虐待、貧困は、社会の経済と関連なさそう。

  国は、経済の面から生かそうと考えていない。

  ひとを生かそうと、一瞬たり考えたことがない。




  日本の人口が減っていくことは、あたりまえ。

  公務員も同じ。




  親の教養は、国の1つのあらわれ。

  出生届がなければ、子どもは教育を受けられない。

  誰の責任でもない。





  学校に行ったことのない、子どもたちが、

  そろって親に言う。

  『がっこうへ、いきたい!』

  その言葉を、国はどう受けるのか!