ワンダフルワールドエンド

ワンダフルワールドエンド  2014年  日本

  さよなら  男ども。



 監督 松居大悟

 音楽 大森靖子




 出演 橋本 愛

    蒼波 純

    稲葉 友

    利重 剛

    町田マりー

    大森靖子


 モデルとして活動し、熱心にブログやツイキャス配信を

 続けるも、なかなか売れない17歳の詩織は惰性で付き

 合っている彼氏・浩平と半同棲中。

 ある日の撮影会で、詩織の追っかけファンらしき13歳

 の亜弓が現れ・・・・。











 https://www.youtube.com/watch?v=-_CDxjS6wNc











 ファンタジックな流れを連想したが、リアリティな面を

 みせられたうえで、女優の生身を感じた。

 俳優の顔が別人にみえる場面がある。

 演じている期間が長期にわたると、顔が異なるのではないか。





 裸やセックスシーンを見せない、そこに意味があった。

 裏返してみると、女性同士を描くやり方が、甘すぎるのか。

 頭の中では、冷静な観客でいる。





 日本映画で字幕が多用される。

 ケイタイで、こんなに長文が交わされていると想像できない。

 他愛無いメールなのだが、通しで読み切れなかった。

 本を読まない人たちが、長文を読めるだろうか。






 亜弓の、母親の登場はあるが、実像が見えてこない。

 料理している最中、母親が鍋のなかに顔を浸す場面がある。

 漫画仕立ての演技なのだろうか。

 鍋のゆであがった(?)食材は、捨てられた。

 ちょっと待てよ、そんな中顔を浸すと火傷するだろう。






 言ってみれば、何で生計しているのか、想像ができない。

 何をして働いているのか、見えてこない。

 経済的な観点から、採算が見えてこない作品だと思う。

 車を運転している母親がいても、その母親の職業がわからない。

 





 学生とアルバイト、両親の支えがどういうモノかわからない。

 人間関係で、男と女が巧くいかなくなって、

 オトコが『元に戻せばいいんだろう』というセリフがある。

 こういうくだりは、ふつうの人に思いつかないことば。






 なぜこの映画を観ようとしたのか、前日に監督や俳優のセレモニーがあったそうな。

 どんな映画の流れなのか、見てみたいという気持ちがでてきた。

 映画館に、同じ様な作品の映画があった。






 開場の10分まえから、観客の様子を眺めてみる。

 見たことのない世代の、若い層の観客が増えてくる。

 映画に登場してくるような、個性的な若者たちに見えてきた。

 新しい映画の世界へ、登場にありがとう。

 乾杯!