人生は、時々晴れ
人生は、時々晴れ 2002年 イギリス・フランス
All or Nothing
監督 マイク・リー
アリソン・ガーランド
タクシー運転手のフィルは、スーパーで働く妻ペニー、
娘と息子の4人家族。
息子ローリーは、仕事もせずまともな会話もない。
サウスロンドンの集合住宅で暮らす三つの家族。
https://www.youtube.com/watch?v=qz6RreTMEyA
映像で気になるのは、演技者の肥満体。
労働と貧困をテーマにした作品なのに、肥満が登場する。
偶然なのか、意図的なのか。
ただ家族4人のうち、3人の肥満は理解しにくい。
欧米におけるマクドナルドの果たした役割は、過度なエネルギーだった。
かもしれない、しかしマクド王国が長く続きすぎた。
貧困層の食生活を満たしてきた企業の歴史を、いまの社会は認めなくなった。
裕福な家庭と貧困層を、同時に満たす外食産業などありえない。
満ち足りた、過ぎた蓄えは、いつかは問題を生み出す。
過度なエネルギーも、お金も、人も。