小さいおうち
小さいおうち 2014年 日本
監督 山田洋次
原作 中島 京子 『小さいおうち』
出演 松 たか子
黒木 華
昭和初期、東京郊外に佇む赤いやねの家に奉公した女中タキ。
タキが封印した秘密が、60年経過して解かれていく。
時代が許さなかった恋愛の主役、時子夫人。
https://www.youtube.com/watch?v=aVVyOmASS1k
映画音楽が印象に残っている、コミカル調に受け取った。
夫でもなく、身内でもない、ただの傍観者になる。
陰でくすっと、笑いたくなるシーンが描かれる。
感情に追い詰められる、当事者になるのでもなく、
無理解な他人になるのでもない。
ましてや戦時中のことなど、想像できない。
おもちゃの製造をしながら、子どもの視線が映らない。
まるで子供がいないかのような、家族の風景。
戦時に向かいつつある、その時、
幼子たちは、社会から認められていたのでしょうか。
大人たちと幼子たち、こどもたち。
2014年、いまの時代と似ているように見えました。
おもちゃに代わるもの、これを子どもたちがあてがわれているかのよう。
本当に子どもたちが望んでいるモノ。
それを大人たちは、確かめたことがあるのでしょうか。
子どもたちの本心に、寄り添ってみたことがあるでしょうか。
家族とのコミュニケーションは、じゅうぶん取れていますか。