ケイジ

  ケイジ   2005年   ポーランド

 Masz na imie Justine

YOUR NAME IS JUSTINE

監督 フランコ・デ・ベナ
 出演 アンナ・チェースラック
    アルノ・フリシュ
    ラファウ・マコーヴィアク


 
 マリオーラは、婚約者のアルトルの両親に会うため彼とドイツに向かう。

 しかし、彼女は売り飛ばされてしまう。










 http://www.youtube.com/watch?v=uztw2V3b9_A













 映画を観た後の敗北感といったもの。

 人生に向かって、受け身だったせいかもしれないと、

 控え目な答えが返ってくる。




 深く考えれば、貧困と教育の表れではないか。

 兄妹がいなくとも、友達はいた。

 しかし、人を信頼するとは、どういうことか、

 話し合う機会は生まれなかった。





 だます話、詐欺。

 人に賢くあれ、と諭すことは必要かもしれないが、

 騙す人を少なくするのが、倫理だと思う。






 詐欺行為が、立派な職業だという時代の現れ。

 こういう時代に生きているからこそ、映画などを見て

 庶民が学習をしてくれというメッセージ。






 B級映画だと決して思わないが、映画が聴衆に投げかけている

 テーマは、低くなっているのではないかと思う。

 この作品だけでなく、全般的にといった意味合いで。

 小説で表現できなかったモノを、映像の世界で表すといった

 競争し合う原理が働いていないように感じる。






 騙されていることに、

 だんだんと無神経になってくる。