この世の外へ

  この世の外へ  クラブ進駐軍   2003年


  監督 阪本順治

  出演 荻原聖人
     オダギリジョー
     MITCH
松岡俊介
     村上淳
     シェー・ウィガム
     ピーター・ムラン



  1947年、軍楽隊出身のテナーサックス奏者・広岡は、

  バンド「ラッキーストライカーズ」を結成し、米兵相手に、

演奏を続けていた。









  http://www.youtube.com/watch?v=Rmvc4ytYObQ
















戦場から祖国へ、戻ってきた軍人。

  日本に留まって、戦中戦後を過ごした人でさえ、精神的な混乱は

  耐えられなかっただろう。

  その上、戦地を経験しては、想像できない。






  音楽・ミュージックに特化した作品と思う。

  国境を越えて、音楽が人の心を通わせる。

  戦争映画で、敵国と日本軍人を描いているのを、初めて見た感じ。






  上官と下士官

  戦地を見せずに、軍人の立場を描くことのむずかしさ。

  上官と下士官、仕事の役割はどう違うのだろう。

  興味がないから、その仕事に気がつかなかった。





  黒人専用のキャバレーと、白人専用のキャバレー。

  二つに分けて営業をしている図、それを描いてみせた映像。

  黒人と白人の軍人、働いてやっていることが違う、

  その意味と解した。





  民主主義の国、アメリカ。

  黒人の国家、アメリカ。

  そこで生まれた、音楽。