浪華悲歌
浪華悲歌 1936年
OSAKA ELEJY
原作・監督 溝口健二
大阪の製薬会社で電話交換手として働くモダンガールのアヤ子。
恋人がいるにもかかわらず、言い寄ってきた社長の囲われ者となる。
冷静な目で、人を見つめてみると別な考えが生まれてくる。
子ども、学生、娘。
家族に対する思いと、その家族が社会へ出ていくときの心構え。
人間関係、家族関係、時代を追ってみて当時どうだったのだろう。
母親がいなく、父と息子・娘がふたり。
子どもが学ぶため、学校に通わせる。
大変な苦労だったろう、そとの社会に出てコミュニケーションのとりかたなど
子どもに教えることさえ、できなかったことでしょう。
家族のなかで、兄弟がいると、そこで男女の好き嫌い・恋が生まれます。
どのタイプの男や女が、好きなのでしょうか。
母や父みたいな、女や男がタイプなのでしょうか。
主人公、アヤ子は、恋人のどこに「男」がみえたのでしょう。