女医の記録

女医の記録   1941年   日本


 監督 清水宏

 出演 田中絹代 
    佐分利信
    森川まさみ


 
 石川県の山奥の村に、女子医大のチームが医療活動にやってくる。

 女子医大インターンが歩いて、山の無医村へ合宿と合わせ

 村人の検診や治療、衛生管理を啓蒙する。

 彼女たちが頼りにするのは、分教場の青年教師。






 
 これを書こうとする時、電話が鳴る。

 保険のセール。日本のどこからかけているかと聞くと宮城。

 保険といえば、あの言わずとも知れた同盟国の会社。

 国と同盟国が結託しているとは、思わないが、棲み分けをしている。





 教育と医学・医療とは、深いつながりがあると思う。

 表だったところで、大学には医学部があること。

 組織的にみて、専門家集団であること。





 2011年から、社会の歩み方に不信感、とは言わずとも、

 世の中の流れについていけない、ほとんどが。

 理念、倫理、道徳、信念。

 この言葉で裏付けられる、社会的事象が現れてきたというためしがない。

 学問の腐敗。





 それに寄り添って歩んできたのが、医療ではなかったのか。

 そう感じ始めたのが、つい最近の話。

 私たちは、学問や医学に何を望んでいたのだろうか。






 映画には、戦争の気配を感じさせない。

 あるとすれば、淡い恋を連想させる場面か。

 現代と変わらない問題が投げかけられている。





 それは託児保育所の建設。

 戦争に突っ走る国も、

 突っ走った後の国も、

 平和だと勘違いしていた時も。

 託児所を設けることに、国民は迫られていた。

 結果、託児所の必要がないように、なるしかない。






 国は存在しているかのよう、

 国民には、国があるように見えて、

 いつまで経っても、何もしなかった。





 
 https://www.youtube.com/watch?v=-CUCkoyS5S0