20代から考える、老後対策

 20代から考える、老後対策




☆現場を知らない首長と、それを恥じない社会のみらい


 2011年から3年半経っても、変わらない社会。

 これは野獣の世界と何ら変わらない、畜生の域。
 
 悪魔の世界に、はまりこんでしまったのではないか。




 別な言い方をすれば、アナログを捨てバーチャルなものに、

 ひたすら人の心が傾くこと。

 買い物施設で、女の幼子が、

 大人にとっては、ケイタイに近いモノ・・・・

 ゲーム機を手に挟んで、遊んでいる。

 女の幼子が、ふたり寄り添って座っている。




 二人の間に、スマートフォン(ゲーム機)が介在している。

 ほとんどの大人たちにも見受ける、コミュニケーション・スタイル。

 これが、今風の会話らしい。




 この幼子に手渡す、愚かな母親、祖父母を想像した。

 子どもはすぐ大きくなるだろうと、サイズより大きめのズックを買う類。

 この愚かな保護者は、金(かね)の収奪に奔走しているのだろう。

 確実なぐらい、脳細胞だけで、コントロールできると信じている。




 私たちの生は、何でもって、守られているか与えられているか、

 ということを、考える間もなく、社会に出ていこうとしている。

 肌で感じ知る機会を失くして、<現場を知る>ことなく、

 表面的なマネーゲームに加わろうとしている。




 2011年、時の首相は、勇んで「現場へ」かけつけた。 

 何を観たのだろう、何を思ったのだろう。

 しかし、3年経っても原発の実情「現場」を見た者はいない。




 バーチャルな世界、究極はケイタイの、

 スマートフォンの術中にはまっていくしかない、と思う。

 まるで自分が、司令官、ゲームの管理者、勝ち組。

 誤解でもって突き進み、過った人生を歩んでしまうしかない。




 もうここまで来ると、教育という概念に関わってしまう。

 「女の」幼子の手に、ゲーム機をもたすことは、頭の脳を

 空想の世界へ、招き入れてしまった。

 本を読むという、人間にしかない知能を発達させることなく、

 表現方法を学ぶことなく、感性の世界に入りびたりになる。




 昔ならチャンバラ、鉄砲に機関銃。

 子どもに与えられていたおもちゃの、代名詞だった。

 いま日本の抱えている、あの首長がのたまわっている、バーチャルな世界。

 戦闘機に乗って、満面の笑顔を見せる。

 その写真を見て、国民は、何とも感じなくなった。

 感性で動いている、その領域に、国民全体がどっぷりはまり込んでいる。




 なぜ、このような人物が生まれたのか。

 望むものは、なんでも手に与えられ、

 なすがままの生を経験しているからではないか、

 でもって、ほとんどの人が神から与えられる、わが子をまだ授かっていない。




 厚労省のポスターを見つけた。

 医系事務官募集というチラシと冊子。

 愚かな極み。

 現場を知らない人をどんどん増やす、その果ては、

 現実を知らない、真実がわからない人をふやすこと。






 http://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/saiyou/ikei/

 医系技官





 20代から始める老後対策、こういうキャッチフフレーズ

 聞いたことありませんか。

 コピーを作ったのは、バーチャルな世界に住む若者です。

 あなたは、何を考えますか。