ツレがうつになりまして

ツレがうつになりまして   2011年   日本


 監督 佐々部清
 原作 細川貂々

 出演 宮崎あおい
    堺雅人
    犬塚弘
    梅沢富美男

 
 うちの家族は、私とツレとイグアナのイグ。

 そんなツレがある朝、真顔で死にたいとつぶやいた!





 https://www.youtube.com/watch?v=CKw7QFw2ZzM





 ノンフィクションだと思いますが、真顔で考えました。

 うつになったのは、女性だと思い込んでいました。

 時代が変わったのか、私だけの先入観なのか。



 漫画という職業柄、可笑しさ・笑いを強調されていました。

 さらに、罹っている病気について、専門家でもないのに、

 公共の場で一席ぶつのには、戸惑いを感じます。



 この映画を観て、即座に日本人の精神的基調が、この時期

 2011年をめどに変わるのではないかと。

 打たれ強い日本人だった、その性格が一変するかも。



 国の屋台骨は、景気が悪い時、経済は公共に流れました。

 お上の言うことを聞いておけば、いつか何とかなる。

 今我慢していれば、この先きっと楽になれる。

 

 もう、それが夢物語であることに、気がつくべき時です。

 この主人公の夫婦には、こどもがいなかった。

 子どもは、国の将来を決定する、大切な存在です。

 それが欠落してなお、うつを背負っているわけです。




 うつになる、その主な要因は、何でしょう。

 働くことで受けるストレス、簡単に言うと「非正規労働」。

 今までになかった、組織労働の変化ではないでしょうか。




 働く人を、健全に増やすことができなかった日本経済。

 地域で生活する人たちを、満足に増やすことのできない自治体。

 子どもの持てる「明日の暮らし」を、誰が保障するというのでしょうか。




 6年以内に、結論は出ないでしょうか。

 人口を増やすことができければ、退いてもらうしかありません。

 子どもがいなければ、だめなんです。

 これが、経済の基礎です。