ミッシング

ミッシング〜50年前の記憶   2009年  アメリ
STOLEN LIVES

監督 アンダース・アンダーソン
出演 ジョン・ハム
   ジョシュ・ルーカス
   ローナ・ミトラ

警察官のトムと10歳になる息子トミーは、花火を観に行き、
トムが席を離れ戻ってくると息子は消えていた・・・。


Kidnap
過去の誘拐と、新たな現在の誘拐をつなげて話題にする。
こういう文化は、望ましい社会と思えない。



この映画の投げかけているのは、犯罪の連続性だと思う。
同じ犯罪が、歴史上続いているのは、どこかよくない面を
社会が抱えているからではないか。


ちょっとした隙に、子どもがいなくなった。
そのわずかな間のことで、人生そのものを失ってしまう。


迷子は、本人の責任もあるだろうが、周りの人の注意力にも
関係している。
人のすくない田舎から、街にやってきたさなかなどに起きる。


父親が警察官という、特別な職業を主人公として起用した。
裏からみると、いまある社会は、子どもたちを育てるのに、
最悪の環境に生きているのを、説明したいのか。


高い塀で家を囲んでしまえば、監禁できる。
閉ざされた空間を、長い間隠し通せるという、そういう
社会のあり方を崩すには何が必要か。


酷い社会で、育っている子ども達。
このことを大人たちが、常に心に留めなければならない。


http://www.youtube.com/watch?v=TpYlBz5mmnw