摩天楼を夢みて
摩天楼を夢みて 1992年 アメリカ
Glengarry Glen Ross
監督 ジェームズ・フォーリー
出演 アル・パチーノ
ジャック・レモン
ケヴィン・スペイシー
アレック・ボールドウィン
不動産会社ミッチ&マレーのニューヨーク支社。
本社から若い幹部が乗り込んできて「成績の悪い奴は首だ」と怒鳴り散らす。
営業マンのモスは、同僚のアーロナウに社の顧客情報を盗もうと提案する。
http://www.youtube.com/watch?v=GbcfyLfPdlc
こんな営業マン販促、教育映画があろうとは、セールスに活用すればよかった。
若かりし頃を思い出し、奮起を振るいださせるような映像。
立て板に水が流れるような、流暢なセール会話。
ベテラン営業のセリフを吐きながら、ジャック・レモンが演じている。
バナナ売りと、有能なセールストークを一体化した解釈がされている。
現代にこういったやり方で、セールスが行われているとは思えない。
アンケートを集めた情報を会社が集約して、そのアンケートを格付け。
売り上げの上位セールスマンに、提供しているスタイル。
セールスの技法に会社側からの、教育システムやサポートシステムに関与しないタイプ。
粗利益で会社を運営しようとする、年期の入っていない組織かもしれない。
流れ渡るセールスマンを懐柔する、会社とは思えない。、
アンケートに解答された人から、購買者を探し当てるという展開が妄想に過ぎない。
その頭の回転から、より多くのアンケートの解答用紙を盗むと発想につながる。
アンケートが最良な手段であることを前提にした、頭だけのセールス。
http://www.youtube.com/watch?v=wVQPY4LlbJ4
セールス話法として、登場してほしかったのは、黒人と女性のセールス。
組合の存在など、消し飛ばしてしまう。
俳優の演技に特化させた、記念的な作品。