夜の終わりに

夜の終わりに   1961年   ポーランド
NIEWINNI CZARODZIEJE

監督 アンジェイ・ワイダ
音楽 クリシトフ・コメダ

出演 クデウィシュ・ウォムニッキー
   ズビグニエフ・チブルスキー
   クリスティナ・スティブウコフスカ

ドラムを始めて3年目というバジリは、昼間はスポーツ医。
今晩は友人ディックの代わりにドラムを叩き、客席の少女、
ベラギアを誘う。

退廃的な音楽が流れ、若者を描きながら、将来のこの
男女を占うように会話はが留めなく続く。

彼の部屋には、蓄音機・テープレコーダー・ラジオ。
人の声はおろか、モーターの鳴る髭剃り、フライパンに油を焼く音。
卵をナイフで割る音、リズムは絶えない。


若い男女は、夜中から朝まで声を出し続ける。
話す相手が見つからなかったように、必死に話し続ける。
いま孤独の世界に生きているかのよう。


その少女が、突然部屋から消えてしまった。
バジリは、少女が立ち回りそうな場所を探しまくる。


懐かしい青春の1ページ。