夜の終わりに
夜の終わりに 1961年 ポーランド
NIEWINNI CZARODZIEJE
出演 クデウィシュ・ウォムニッキー
ズビグニエフ・チブルスキー
クリスティナ・スティブウコフスカ
ドラムを始めて3年目というバジリは、昼間はスポーツ医。
今晩は友人ディックの代わりにドラムを叩き、客席の少女、
ベラギアを誘う。
退廃的な音楽が流れ、若者を描きながら、将来のこの
男女を占うように会話はが留めなく続く。
彼の部屋には、蓄音機・テープレコーダー・ラジオ。
人の声はおろか、モーターの鳴る髭剃り、フライパンに油を焼く音。
卵をナイフで割る音、リズムは絶えない。
若い男女は、夜中から朝まで声を出し続ける。
話す相手が見つからなかったように、必死に話し続ける。
いま孤独の世界に生きているかのよう。
その少女が、突然部屋から消えてしまった。
バジリは、少女が立ち回りそうな場所を探しまくる。
懐かしい青春の1ページ。