アシャンティ

アシャンティ    1978年   スイス・イギリス・アメリ
Ashanti

監督 リチャード・フライシャー
出演 マイケル・ケイン
   ウィリアム・ホールデン

西アフリカの小さな村を訪れた英国人医師のデビットは、
そこで奴隷商人のスレイマン一味に妻のアナンサを連れ去られてしまう。



原作の影響が強いのでしょうか、読者の変遷を感じます。
砂漠を背景にした映像、が美しい。


登場人物の動機が単純すぎて、違和感を覚える。
呪いの術を操る人を、奴隷にするなど驚く発想です。


国連に従事している妻が、奴隷として誘拐されるなど、
国の力が弱くなっているのは、今と変わりがないようです。


ヘリがライフルで攻撃され墜落するシーンは、観ているこちらが驚かされます。
あっけない最後の犠牲者、下が川だから飛び込めばよかったのに。


お金、経済に支配され始める、人の記録といえるのでしょうか。
売春、娼婦、奴隷は、中世以前からの生業。
慰安婦、拉致など、日本語の特許。
国力の低下は、歴史から証明されています。