いのちを楽しむ  容子とがんの二年間

いのちを楽しむ   2013年  日本
ー容子とがんの二年間ー

取材・構成  松原明

40歳で乳がんを発症した渡辺容子さんは、「患者よ、がんと闘うな」の著者・
近藤誠医師を主治医に、自然に自由に、仲間と共に生きてゆく。
彼女の「最後の二年間」に、
映像制作グループ≪ビデオプレス≫(松原明・佐々木有美)が
寄り添った<いのちを見つめる>ドキュメンタリー。


医療の発展が私たちにもたらすものとは、
そして「自分らしく生きるとは」とは、ーー



http://www.youtube.com/watch?v=53q32nmaiXg



杉並区という、開かれた地域? に生まれた?
家族の枠を超えた、女性のコミュニティの中で豊かに過ごした渡辺さん。
自分の意志を通せる、包容力のある友。


映像を見て、乳がんを主に治療するのは男性医師だろうか。
冷徹に対処するに、今まで男性であっても、
寄り添うという意味から、女性医師が増えていくかもしれない。


専門家集団という枠から、自らの素人判断で決定する。
何事も「ひとまかせ」になりがちな、このご時世の中から
やっと、自分で決める患者が誕生した。


あとは、今までの医学治療の欠点を修正する、
医学従業者の反省の弁を待つまでか。
彼らも同じ、死の床を歩まなければならない。


この映像に流れているカメラの視点は、
真実を見つめる、強い意志。