マイ・ネーム・イズ・ハーン

マイ・ネーム・イズ・ハーン  2010年  インド
My name is Khan

監督 カラン・ジョーハル
出演 シャー・ルク・カーン
   カージョル
   ジェニフアー・エコルズ


主役のリズワン・ハーンは、アスペルガー症候群を患う。
インド人でイスラム教徒である。

これを知ったのはネット情報で、また映画は日本語字幕もなく
セリフの意味もほとんど理解できない。
それでも、充分楽しめた。


http://www.youtube.com/watch?v=PezTKVPP2Qg


3回インドを旅したことがあるが、イスラムの雰囲気を感じさせるような
経験をしたことがない。


2010年映画が作られ公開されるに、どういう意味があるのか。
本質的に、イスラム教が深く関わっている時代であることの記録であり、
インド人としての誇りを語りたかったのだろう。
次代の世界のリーダー、大国である。


後の祭りでしかないが、歴史に仕組まれている罠を書き記しておく、
そのような使命感を表現しているのではないか。
インド人が主体なのに、時代の流れをアメリカに影響されてゆく。


好むと好まざるに関わらず、アメリカに翻弄されてゆく地球人。
世界が舵を切り返す、のを予期させるような作品。


豊かな体躯を現す、欧米人の俳優。
それに比べて、シャー・ルク・カーンの身体は絞り込んでいます。
元夫婦が再びめぐり会うとき、アスべルガーのハーンの視線は
健常者と同じ、動こうとはしません。
マンディラを真正面から、見ていました。



主人公が歌わないインド映画、はじめて見ました。



http://www.youtube.com/watch?v=mcoNBCtD_e0