落下する夕方

落下する夕方  1998年  日本

監督・脚本 合津直枝
出演 原田知世
   菅野美穂
   渡部篤郎

原作 江國香織


http://www.youtube.com/watch?v=UK9HOGqjYkQ


リカは4年間ともに暮らした健吾から別れを告げられる
華子に心を奪われたという。
健吾が変わることを信じ、孤独な日々を送るリカ。


ずっと続くと思っていた、幸せな暮らし。
彼と入れかわりにやってきたのは、彼が恋した女の子。

以上、解説から


台詞の声がきこえない、というよりも云っていることが何なのか、
わからない、まるで外国語を聞いているかのよう。


たぶん何を言っているのか、想像がつかないのは、シーンで描かれている
シチュエーションが私に理解できていないからだろう。


原作にある、題材に取り込まれてしまい、映像から受け入れられない部分が
大きく入り込んでいるためではないか。
劇中に何度も、老いた夫婦と主人公が街で出会う。
不自然さを感じるぐらい、たびたび出くわす。
リカが頭の中で描いている、将来の男女の姿なのか。
なぜなのか、どうしてか。


導入からのアクシデントが、最後まで絡み新たな門出を示してゆく。
パラグライダーの事故が、何を意味するのか。

まわりの人を巻き込んで描きながら、主人公たちの職を明かしていかない。
健吾の、生活の糧は不明。
凛々しい健吾の背広姿が、印象深かった。


若い男女が入り混じり、苛ただしさをつのらせる場面ばかり。
ストレスがたまる、作品か。