ブロンテ姉妹
ブロンテ姉妹 1979年 フランス
LES SOEURS BRONTE
監督 アンドレ・テシネ
出演 イザベル・アジャーニ
マリー=フランス・ピジェ
イザベル・ユベール
パスカル・グレゴリー
19世紀の中ごろ、英国のヨークシャー州でシャーロット、エミリー、アンの
ブロンテ3姉妹が暮らしていた。姉妹はひそかに小説を書き、シャーロットの執筆した「ジェーン・エア」
が出版され、大きな評判を呼ぶ。
1850年。労働の主な形が、家内労働的・家庭教育・知的集約産業であった。
執筆に堪能であったからこそ、思うまま小説が書けた。
姉妹が多いという時代性。
多いにもかかわらず、たまたま高い教育を幼少のころ受けていたということだろうか。
にもかかわらず、人の出会いが家庭教師の範囲に留まっている。
不倫をしているうちに、夫が亡くなる。
妻であった人の手紙に、遺産を取るかあなたを選ぶか悩み、結局遺産を獲ったと。
のちの人生にひどく影響される男がいるというのは、新鮮さを感じます。
この家庭教師的職業、召使、賄い婦。
裕福な家庭で、今も活用されていると聞きます。
古くから伝わる、教育産業といえるのでしょうか。
女性の社会活動を、側面から支える職業でもあります。