3・11後のグローバル戦争ビジネス

3・11後のグローバル戦争ビジネス

悪の枢軸としての日本・アメリカ・イスラエル

板垣 雄三 さん

主催;パレスチナの平和を考える会


共催:ATTAC関西
   関西共同行動
   日本キリスト教団大阪教区社会委員会
   「ストップ!ソーダストリーム」キャンペーン

いま、シリアやアフガニスタンなど世界中で、人権・人道を名目とした軍事介入が行われ、
多くの国が、安心・安全を標語に軍事力増強を競い合い、社会保障費を削減しています。
そうした中、イスラエルは、パレスチナ人に対する戦争犯罪への国際的批判を抑え込み、
セキュリティ先進国としての評価を得つつあります。


日本では、3・11以降、イスラエルとの軍事交流を急速に深め、北朝鮮・イランに対する
敵視政策を強めています。
被災直後には、イスラエル軍の医療チームが東北に派遣され、翌2012年には、東京で
開催された「イスラエル・セキュリティ・ジャパン」なるイベントに、同国の主要軍需企業が
多数参加しました。また、違法イスラエル入植地で生産されている家庭用炭酸水メーカー「ソーダ
ストリーム」が全国各地で売り出されるようになりました。


そして、今年に入り、イスラエルへ輸出される予定のF35戦闘機の国際共同生産プロジェクトに
参加するため、武器輸出三原則を骨抜きにする例外措置がとられるに至っています。
世界の警察としてのアメリカの実力が凋落しつつあるなか、日本における排外主義の激化とパレスチナ
占領政策の強化、そして世界中に浸透しつつある「グローバル戦争ビジネス」は、それぞれ深いところで
連動しているようにみえます。


今回の講演会では、半世紀以上にわたり、中東研究者としてパレスチナイスラエルと日本の関係に注目し、
日本人の世界認識のありかたをグローバルな視点からお話していただきたいと思います。
そして、エジプト革命以降、苦戦を強いられている「新しい市民革命」の新たな打開の道をどのように
見出すことができるか、ともに考えていきたいと思います。




B)「反テロ戦争」・「テロとの戦い」なるものを、どのように把握するか

イスラエル国家存立のリスク管理戦争

瀕死の欧米中心主義がかかえる倫理的負い目の「自己破産」プロジェクト


C)主催者が設定した(悪の枢軸)認識は、そのまま適切といえるだろうか

欧米中心主義に「便乗」し「憑依」した日本中心主義、「日本を取り戻せ」のお粗末



以上、資料から



パレスチナの話は、ドキュメンタリーのようにある一面からしか聞かなかった。
被災者、人権を束縛されている側の、気持ちしか聞かなかったように思う。

今回参加の呼びかけは、異なる面・イスラエル側を辿る雰囲気を感じた。
意外やパレスチナに関する話はなかった。

パレスチナからイスラエルに焦点が移ったのではなく、主体である日本にとって
イスラエルという国をどう捉えるかと、自分たちの立ち位置を考える。
元のスタート地点に戻って、主体的に考えることの意味を教わった。


戦争ビジネスという概念を、他人事のように扱ってきたが身近に感じる。
アメリカが戦争国家なのだから、属国である日本が受け入れないはずがない。
戦闘の準備はできている、戦争ゲームとして取り入れている文化があった。


板垣 雄三 さんは、すでに電子書籍を発行されたそうです。
講演の内容と関わりがあり、読んでみたいです。