赤線地帯

赤線地帯  1956年  大映

監督 溝口健二
出演 京マチ子
   若尾文子
   木暮美千代

七色の蜘蛛の巣に、羽ばたく夜の蝶。
華やかなネオンの街に夜毎の枕を濡らす女たちの生々しい哀歓を描く文芸巨編。

巨匠・溝口健二の遺作となった。
京マチ子若尾文子木暮実千代らの人気女優が競演。
役柄が活き活きと描かれています。
題に惹かれて観たような、既視感。

経済や政治に対する、怨念のようなものを感じます。
生きていく上での闘いに、通じるのでしょうか。

工場で働くようになった息子が、母親に離縁を迫ります。
職業を非難するのです、育てた親としてつらいでしょうね。



http://nozawa22.cocolog-nifty.com/nozawa22/2011/05/post-cdbb.html