世界が食べられなくなる日

・世界が食べられなくなる日

・Food.inc.

・よみがえりのレシピ

・ありあまるごちそう


食生活を垣間見る、食のドキュメンタリーのシリーズ。
ビデオニュース・ドットコムの放送で予告編と内容のコメントが加えられた。

Food.inc.
は、英語圏の人が集まっていたインドで、行事のひとつとして視聴した。
英語によるナレーターと英語字幕。
何を言って何が書かれているのか、わからない映画。

ビーガン。
インドの菜食主義者
伝えたいことがストレート、映画を観た人の「食生活を変えてしまう」作品。
信仰を持つ人がここまで、おぞましい食生活を望むものだろうかと考えてしまう。
もちろん、わたしはもっていない。


http://www.youtube.com/watch?v=gr8DiizVX2s&feature=youtu.be


2009年、フランスである動物実験が極秘に開始された。
それはラットのエサに遺伝子組み換えトウモロコシ、農薬(ラウンドアップ)を、
いくつかの組み合わせで混ぜて与えた長期実験だった。
実験期間は2年、ラットの寿命に相当する期間である。
現在、市場に流通している遺伝子組み換え食品の安全基準は、ラットに遺伝子組み換え作物
3ヵ月間与え続けても問題がないという実験結果をもとにしている。
人間の寿命を80歳とすれば、ラットの3ヵ月は人間の10歳に相当する。

カメラは2年にわたる実験を捉え、その結果、実験対象のラットに腫瘍の発生率、死亡率の上昇
がみられた。
分子生物学者、ジル=エリック・セッリーニ教授が行ったこの世界で初めての実験は、
2012年9月に専門誌に発表され、フランスをはじめとしてヨーロッパ諸国、
そして世界中に大きな波紋を投げかけた。
<映画解説の引用>

真実を報じようとしない、メディアの姿勢は日本だけでなく、諸外国でも同じ。
この食を通じての4つの映画は、TPPを迎えようとする時、日本に登場する。
この真実を見せられても、嘘で囲まれた政治の中に埋もれてしまうのなら仕方がない。

高校生に質問がされる。
「あなたは、何も知らされない方が幸せか?」
 人は、真実を知りたくなくなった。

マスメディアの効力。
見たいモノしか見ない、メディア。

本当に知りたいという、望みがなければ、真実はつかめない。
なにもかも「おまかせ」では、社会がどうなるか経験済み。
TPPの問題として考えなければいけない、食のテーマなのだが、
これを題材として声にでてこない。

食と密接に関わりのある、組織・業界団体がTPP反対の旗を揚げない。
10万年とはいわない、遅くとも80年でこの選択の結果が現れてくる。
ネットを使っていても、真実を知りたくなければ、テレビ新聞と同じ。

真実を求め続けなければ、ただの宣伝ビラ。
少しずつ新聞が真実を小出し、紙面に出さざるを得ない状況がいま。
権限のないリーダーがTPP交渉を行う、首脳会議。
新聞を読まない私でさえ、このタイミングを掴めます。