包囲:デモクラシーとネオリベラリズムの罠

「包囲:デモクラシーとネオリベラリズムの罠」 カナダ 2008年
Encirclement-Neo-Liberalism Ensnares Democracy

監督 リシャール・ブルイエット

アメリカを中心に世界中を席巻し、今や地球全体の政治経済を支配しよう
としている新自由主義ネオリベラリズムイデオロギー
装われた”自由競争”主義による経済優先政策。その基盤をなすエリート主義と
帝国主義支配の原理の起源と現状、さらにはそれを支えるメディア的制度を
批判的に再構成するインタビュー・ドキュメント。

http://www.youtube.com/watch?v=q130kCHIa28

公開時この映画を見る気になったであろうか、たぶんならなかったはず。
インタビューがほとんどで、出演者の顔の表情を眺める間もない。
画面に流れた日本語の字幕を追うだけで、時間が過ぎる。

グラフやアニメ、書物の紹介もない。
インタビューが息つく間もなく、言葉が走ってしまう。
これをなぜ映画にしたのか、疑問を持ってしまう。

2008年から2013年、TPPにした国民の立場から
してみると、原発後の対応にも納得がいく。
仕組まれている、罠。

何度も出てくるあくびとの戦い。、
講演なら日本語が、強調する場面があればそれなりに目がさえるのだが。
書籍では伝えられない、権威を併せ持った解説なのだろう。

メディアは、宣伝のための媒体。
信用するに足る、メディアは存在しないという発言。
欧米でさえ、このメディアを批判している。
まして、日本では・・・・。

フランスではなく、カナダが制作したというのが、なんとも
皮肉に聞こえてくる。