TOKYO 0円ハウス 0円生活
TOKYO
0円 ハウス
0円 生活 2008年
坂口 恭平 大和書房
そうやって1キログラム=126円で回収したアルミ缶は、
今度は仕切り屋(アルミ問屋)が一キロ250〜300円
で買うのだ。
隅田川沿いの路上生活者の家は月に一度、一時撤去をしなくてはならない。
鈴木さんたちの間では、「刈り込み」と呼ばれていた。
撤去するのは河川を管理する国交省。
一週間前になると、それぞれの家に一時撤去を知らせる紙が貼られる。
その一週間後には、隅田川沿いに住んでいる人全員が午前10時から始まる
点検までに、家を解体し、何もない状態にしておかないといけない。
一時撤去はかなり重労働である。月に一度、大掃除と引っ越しをしているようなものである。
実際に、この一時撤去がきついために、東京都が格安で貸してくれるアパートに移っていく人が
増えた。
月3000円、期間は2年間。仕事を見つけるのはなかなか難しいようだ。
しかも、一度隅田川を出たら、もう二度とここには戻ってこられない。
p152
ニコニコ動画に度々登場する、坂口 恭平。
どういう人物かと、図書館で読もうとする。
しかし、予約が満杯でやっと読むことができる。
0円 ハウス
0円 生活
表題の意味するところの、その部分に、
図書館に集まっている、読者の求めているところがわからない。
彼が東北の被災者を支援し、共同生活をしているニュースは知っているが。