まなざしの長さをはかって
まなざしの長さをはかって
ラべリング・レッテル貼り
男とか女とか、思春期・更年期。
ことばで決めつけることに、意味を感じない。
旅とか、人生の巡り会いなど、偶然がもたらす感動の方が大きい。
ジャンル分けをして映画を観ることに、違和感を感じている。
とくに有料映画。
映画を作る方もエスカレートしてやらざるを得ないだろうし、
観る方も<肩を張って>スクリーンに向かう。
需要と供給の関係で、<映像><写真>を売買するものではないと思う。
サスペンス・ホラー映画。
空想映画・未来小説もの・スペクタクル。
ジャンル分けをして、前宣伝することに意味があるだろうか?
入場料を支払い観た感想を述べたいのだが、書けない。
ロードショーがまだ続いていて、興行がつながっている。
あえて自分の方から影響をあたえたくない。
お金を支払って映画を観る、自分が選択権を持っていることに、
不都合さを感じる。
お金を支払い自分の映像・写真となったモノに、いま発言が許されない。
偶然性が加味されないので、巡り会えない映画たち。
ジャンル分けをして色眼鏡で見ない方が、いい作品に合えるような気がする。
ラべリング・レッテル貼り
まなざしの長さをはかって 2007年 イタリア
The Right Distance
監督 カルロ・マッツアクラーティ
出演 ヴァレンティーナ・ロドヴィーニ
村の自動車修理工ハッサンは、チュニジアから移民してきた独身のアラブ人。
この静かな村の小学校に、代理教師マーラがやって来る。
和題のナンセンスさは、ダーティ。
The Right Distance は、記者の心得として上司が諭すことば。
人として感情を記事に、持ち込んではダメだという訓示。
俳優の顔に好き嫌いがあるのが、自分でわかった。
白人で知的な感じの人。
完全なレッテル貼り。
マヤのセリフで、臨時教師を終えるとブラジルへ国際支援で行くというのがある。
軽々しく人を判断をするな、という暗示めいたことを述べている。
サスペンスの言葉は、映画を観た後見つけた。