iPod nano

iPod nano

強い意思もなく、iPod nano を手に入れた。
製品を入れたプラスチックの容器、短冊状の<はじめに>と<製品に関する重要なお知らせ> ふたつの日本文を読んでも、一向に製品の使い方がわからない。

製品が送られてきたなかに、<ご案内>の用紙が添付されていて相手先へ電話を入れる。
「製品に関する重要なお知らせ」をご確認くださいと、通り一遍のお答え。
苦情の電話があるからこそ、ご確認くださいと、それ以上関わりたくないという文面。
客に対する応対は、想像していたとおり、つれない。
これを商売というのだから、これでグローバルを目指すという、馬鹿な話。

電話を掛ける前に、<はじめに>に書かれている、「 iTune をダウンロードしてください」はすませていた。
ホームページにたどり着いても、ダウンロードしてからの<実行>ができない。
画面上のどこをクリックしても、iPod 設定に行き着かない。

製品をパソコンに接続しても、反応がない。
手に入れた時には、反応があったのだが、充電の画面が出るのだが何時間たっても充電されない。

長時間探した挙句、業者から前もって聞いておいた、Apple 社に電話を入れる。
要領がわかってきたかと思えるまでに、2時間経っていた。
iPod の製品とパソコンを繋いでも、うんともすんとも言わなかった。
ついに電話の担当者が変わると言い出した、上司に任せると逃げた。

iPod と パソコンは、繋いだときに初期設定ができるらしい。
パソコンにシリアル番号をインプットしなければならないと、思っていたがその必要ないと。
サポートというと、いざというときに活用する部署だと思っていたが、商品を購入した段階で電話を入れるらしい。
それにしても商品に、<はじめに>という文書に何も書かれていないのが、この電話番号。
なんという会社なのだろう、これが今の会社の現実だ。
もちろん Apple は、何も新しい会社ではないはず。

iPod が充電できなかった、画面が反応しなかった。
その理由は、バッテリーがあがったらしい。
パソコンと同じような状態を言うらしい、そんなことは説明書に書かれていない。

数年前パソコンを使い始めた時の、おなじだるい疲れを覚えた。
言うところの、プット・オンあるいは、スイッチのオンオフが理解できない。
<はじめに>の日本文が、外国語のように消費者の理解を妨げるものになっている。
そのことを懸命に電話で訴えた、なんというコミュニケーションの経営をしているのかと。
苦情を何でも荒立てたのは、会話の電話が録音されているとメッセージがあったから。

疲れた。

日本語で書かれた、マニュアルが伝わらない。
これが日常でありながら、改良されない仕事。
順調な利益が上がる会社でありながら、サポートという名で社員(?)が多用される。
時価総額、世界一の会社。