インターン募集

インターン募集

スタジオを訪ね、事務所を見せてもらいました。
若い人の、職場になっています。
映画作りの一端を知りたくて、関わりはじめました。
どういう人がどのようにして、映画を創造するのか?
それがインターンでしょうか?

1か月ほど過ぎて、2日前エキストラ募集のメールが送られてきました。
その活動を8時間ほどして、寝ないままボーとしています。

人が働いているのを見るのは、楽しいものです。
いざ自分が病人になってみると、入院をして何から何まで世話になる。
医療従事者が、身の回りの世話をしてくれるのを観ることができます。
自分は何もせず、体を動かさずに、周りの人が働くのを眺める。

次に撮るシーンを、事前にスタッフと打ち合わせをする監督。
カットが決まると舞台・設備・照明・録音・記録などに分かれて、準備を始める。
その全体の流れをまとめる、調整する、チェックする人は誰だろう。
監督以上に声を高らかにあげる人は、見当たらない。
監督に意見を求め、捉える映像を明らかにしようと質問を繰り返す人は、この映画の主演者だった。
普通に考えれば、無駄な撮り直しを避けるため、監督に意図はなにかそれを質そうとしているかのようにみえた。
年季の入った舞台出身者。

監督は、繊細な感覚の持ち主。
頭の回転が速い人でなければできません、観ていてそれを感じました。
たくさんのスタッフを抱えていても、監督にとって満足のできる仕事はこなせないようです。
スタッフが足りないか、スタッフの力量を発揮できない組織のせいか、監督が育てられないのか?
スタッフは無線を使い、仕事の確実さ、テキパキとした要領のよい働き方を追求しています。
映画産業は、労働集約的事業だろうということがわかりました、こなすためには数多くの経験だろうと思します。
肉体労働です、中年以上の人たちにとって過酷かもしれません。

レジャー娯楽産業の施設をお借りして、撮影をしていました。
施設のオーナー、代理人は立ち会いをしているか、オーナーはどなたかと尋ねました。
撮影時、誰もおられなかったようです、スタジオのように使い慣れているのでしょうか?

冷静に物事を進めるのは、至難の技です、よくわかりました。
カメラで捉える映像を、即時に良し悪を判断しなければなりません。
客観的に捉え、編集時後悔しないようチェックしなければなりませんがやはり人間です、気分に左右されるのです。
フィルムからDVD、費用が低減されても、何回もテイクはできません。
現場を拝見して感じます、演技者でなければ、ただの人間です。
撮影現場を有効に使い、カット数を多くこなすことが監督の務め、消費時間の遅い早いがすべてに影響する。

ネタバレ、情報の間違いを犯したくはありません。
公開上映が終わって、はじめて素人の考えを書くことが出来ます。
時代劇の消滅が、日本の文化の喪失につながることがわかりました。
その同じことが映画界にいえると思います、映画の歴史を継承してきたと言えるでしょうか?

Fog Machine を使って照明係が、懸命に動くのを見ました。
この施設で何度も使ってきたのだろう、その経験から自信を持っているのだろう、だが・・・・。
本当の職場で扱う、現場の職人にやり方を教わっただろうか?

室内の空気の移動、換気扇の使い方、暖房の入れ方を考えているだろうか?
室内には、禁煙の注意書きが貼られている。
しかし、撮影する際ドアが開け放れている。
気体が室内にこもらない、現場はこういう使い方をしていないはずだ。