カフェイベント

カフェイベント 「水からつながる日本とアジア 」

〜日本とネパール、インドネシアの農家が語る「水」を めぐるドラマ〜

 世界で今、「水」をめぐって様々な問題が起こっています。

対談:松平尚也さん(百姓、AMネット代表理事
    パッサン・ラマさん(PHD協会農業研修生)
    エリザ・フィトリさん(PHD協会農業研修生)

オーガニックな夕食を食べながら、「水」から私たちの暮らしをふりかえる時間をすごしてみませんか?

共催:AMネット、PHD協会、関西NGO協議会

チラシなどの情報も手に入れず、ネットサーフィンのみで知りました。
読んだところ、参加者が持ち寄ってみんなで料理をするのかなぁと思いました。
ところが場所は、街のど真ん中、さらに料理を出す喫茶店と分かります。

はじめてこの店を知った次第です、9年前から出店しているとのこと。
古民家っぽい雰囲気を醸し出していました。

ネパールからやってきたパッサンさんは、しっかりした物言いで日本の文化を話してくれました。
ネパールでもインドネシアでも、水汲みは日常の務めなのです。
日本の水道から水が流れてくる、システム・習慣はうらやましく思っていないようです。
日本人からすれば、生活をするうえで水汲みに時間をとられるのではと思うのです。
浪費するのではなく、ものを大事にする文化。
子供を抱えた21歳のパッサンさんは、水を大切にするネパールの文化に誇りを持っています。
私たちに、人としての在り方を諭すように、水と関わるネパールの文化を語ってくれました。

便利である、ネパールにもぜひ持って帰りたい。
そういう言葉を日本人である、私たちは無意識に望んでいるのでしょうか?
それともネパール・インドネシアの研修生たちが、いま日本が抱えている永遠の負債・無くなることのない負い目、福島原発の自爆・原子力発電の現実を見つめているからでしょうか?
彼らの棲んでいる社会では、電気や水などインフラの設備は充分ではありません。
しかし、日本に来てうらやむどころか誇りをもって国に帰ろうとしています。
きっと、いい研修であったろうと思います。

この集いに参加した人のどれだけが、地元であるネパールやインドネシアを訪ねたことがあるか、想像します。
話には上がらなかったですが、日本人の旅する先、避けて通ろうとする国が、ネパールやインドネシアだったような気がします。

2012年2月20日、AMネットを含む8つの呼びかけ団体と全国114の賛同団体が、
<TPP協議に関する情報公開と市民参加に向けての申し入れ>書を政府に提出しました。 

今回の申し入れは、日本政府に対して「TPP協議に関するあらゆる情報の公開、ならびに市民参加の
意見交換会NPONGOなどと共催で全国各地で実施する」ことなどを要請するものです。

AMネットは、TPPに対する活動を積極的に携わっています。
各種団体にTPPに関する説明会を開き、情報公開に力を入れています。
本来の普及という活動は、AMネットの務めではありません。
行政機関、自治体、組織団体、政治団体が声を出さなければ、いけないことなのです。