元町映画館

元町映画館

港からほど近い元町商店街に、神戸出身の小児科医、堀忠氏をオーナー、藤島順二氏が経営する。
映画ファンが、自ら作った映画館。
藤島氏に、元町映画館の軌跡を語っていただきました。

元町映画館は、偶然のめぐりあわせによって生まれてきたということです。
商店街に必ずあった、単館の小さな映画館。
シネコンの台頭で、灯りが消されてゆく。

映画館に観客が集まって、映画を観ることの意味を考えました。
観客の動員が少なく、つくられる映画が少なくなっても人生で観る映画は限られています。
気持ちが高まらないのも一つ。
映画館独自の企画に乗るのも、一つの観方だと感じました。
映画館独自の企画を展開する、元町セレクションがあるのを知りました。
そのセレクションを映画館が抱え、住民として元町のコミュニティに関わろうとしています。

藤島さんは、なかでも映画館上映と合わせて、講演・セミナーの開催に力を入れています。
市民社会フォーラムと携えて、開催しているのです。
住民との新たなつながりを模索する、有意義な事業ではないでしょうか?

小さな町の 小さな映画館  2011年作品
プロデューサー・監督・撮影:森田恵子
構成・編集:四宮鉄男
この映画が、まもなく公開されます。