民衆は、どこに向かっているのか

民衆は、どこに向かっているか

アムネスティが主催のイベントに参加する。
 北朝鮮はどうなっているのか
〜内部映像で見る民衆の暮らしと人権〜
アジアプレスインターナショナル大阪事務所代表 石丸次郎さん
アジアプレスのセミナーに参加する。

テーマは北朝鮮、ちかくて遠い国である。
東日本太平洋沖大震災、イラク戦争、TPP問題、東電放射能問題。
今年に入って考えるテーマは、次から次へとつながっている。
2011年日本が蘇る、壁が次々と登場した。
関心を持たなければならない出来事が、あふれている。
庶民がなんらか対応しなければ、明日の前へ歩めない。
放射能にあふれた瓦礫をどうするのか、日本のあらゆるところで交わされる問いである。
ところがそこまでいかない、北朝鮮までいったことがありますか?

欧米に目が向いていた人が、この時北朝鮮に振り向くだろうか?
韓国と北朝鮮は、実生活そのもの。
身近なものであり、歴史的なモノを引きずっている。
そのきっかけがこれから生まれようとしている。

日頃私が集う場所では年齢層が高いが、今回に限って若者たちが見受けられた。
知人親戚、家族自分の経験から生まれた絆をめぐって、振りかえようとする自分がいる。
欧米からアジアに関心がぐっとせばまった、この日本に遠くそびえる壁。
これから、就職は海外に進むしかない。
この閉塞した日本社会に、何を求めることができますか?

往復に2時間をかけて、このセミナーに参加しました。
講義を受けたものの物足りない、そう思う人が多かったのか、駅前まで連立って歩いた。喫茶店も立ち寄らずじまい、何かを失くしたような感じになる。
次につなげられなかった想いが残る、こういったものを主催者、講演側にとって苛立ちはないのだろうか?