東日本大震災100日目の検証

東日本大震災100日目の検証

ミッションを忘れた日本の役人、政治家に喝!
災害復興とそのミッションの著者・・・・・津久井進弁護士の講演。


被災者生活再建支援法。
阪神淡路大震災の後に制定され、その後数次に改正されてきた。
この法律が、東北太平洋沖大地震に適用されるよう、兵庫県民の力で成し遂げようという話。
遠く離れていても、市民から国に要望を求めることで政治は動く。

住宅のローン、事業者の基本設備のための借入金やリース債務。これを免除すべきだという提言
など語られた。
二重ローン問題。

災害救助法の抜本改善を。
災害救助法は、被害者の救出に始まり、被災後の避難所の提供、炊き出し、衣服、寝具など物資の供与、
医療や助産の措置もフォローしている。
ボランティアで品物を送らなくても、本来災害救助法でフォローされるという。
被災者のために、もっと別のサポートができたのではないかと語られる。レポートは以上。

レジュメやお話を聞いて、法の施行を見守る人が必要だと思った。
法を作ることも大事だが、いま抱えている問題を法律で人が活かされているか、検証することを忘れてはならない。
政治家のように、常に社会の姿を見つめていなければならない。
公的な発言は、常に社会に向かって発信する義務をもっているのではないか。

日本では弁護士法第一条に「弁護士は基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする」。
そのことから仕事を依頼される前から、使命を帯びているわけです。
市民に尊敬されるのが、当然の職業なのです。