みかん小屋

みかん小屋

駅から15分ほど歩いただけで、自然の恵みを感じさせてくれる場所。
例の、水のない下水道の整備されていない、電気のこない小屋に泊まりに行った。
古くは、みかん小屋として使われていたという。
通常はNGO団体に加わろうとする新しい人たちに、提供するワークキャンプだが<その回は>前々からのメンバーが参加していた。男性が5名、女性が2名。
海外のどこそこに出かけて、ニックネームはこうだと自己紹介がある。
それでもなにをしているかと細かい話にはならず、かるく通りすぎるのみ、それでお互いの気持がわかりあえた感じ。

たまたまその回は、古株に相当し、いろいろ説明する側に回った。
水の使い方、トイレの用の足しかた、発電の自給方法など、ホストの方の説明の合間、
細かなつっこみを入れる、役目をはたす。
参加当時、グループ内で原発の話はもちあがらなかった、その経験から〜
今回参加したメンバーに、友だちなど周りの人と原発に関する話をしたか訊ねた。
何回も話を交わしたという、答えがあった。
NGO団体の力を感じるほど、頼もしいメンバーに思った。

途中から遅れて、メンバーではない人達が加わった。
NGOを起こしているという人。
ホスト側のこのワークキャンプの説明を聞くだけで終わってしまい、メンバー同士の交流が充分でなかった気がする。
後で考えてみれば、リーダー役の人物がみんなからみて若かったのだろうか?
全員が社会人だとして、遠慮していたのだろうか?

竹を伐採するにしろ、竹の子を掘るにしてもてきぱきとこなしていた。
思い返せば、彼らは独身者ばかりのような気がする。
人の思いを肌で感じることができる、ものをそなえているのだろう。
就職の話が持ち上がらなかった、若者たちの雇用の話もあってよかった、もう一度あってみたい人たちであった。