ハラスメントは連鎖する

  ハラスメントは連鎖する  安冨歩 本條晴一郎  2007年

    「しつけ」「教育」という呪縛













   あなたがよくわからない理由で、鉛色の空の下であえいでいるなら、

   あなたの周辺の人間関係をじっくり観察してほしい。そのなかに、

   かならずやこのハラスメントの悪魔が忍び込んでいるはずである。

   あなたの両親のどちらかの心にそれは巣くっているかもしれない。

   親友かもしれない。同僚かもしれない。

   (「はじめに」)



















   安冨歩さんがIWJなど動画で登場するのをみて、この本を読んでみたいと

   思っていた。それをやっと読むことができた。

   もともと経済学者だと思っていたのが、「心理学」の分野まで。

   


   
   前々からよくわからないものとして、注目していたのが「母と娘」の心理的

   葛藤の書籍だった。女性特有の心理境地あるのか、と思った。

   この「母と娘」の領域を含めた、親子間のハラスメントがわかった気がした。






   ハラスメント、パッケージ化、イメージ化。

   ハラスメントとは、なにか。

   私は、女性に関係する出来事だろうと思っていた。

   どうもそれが違う。






   副題にある、「しつけ・教育」が、主なテーマとなる。

   心理学に留まらず、もっと広い領域の事が書かれている。

   














 
   いまの私にとって、変わりつつあるのが、食事のとり方。

   12時6時などと、時刻によって食事するのを変えようとしている。

   いたくおなかが空いたとき、食べようと試みている。






   家族や組織に囲まれているとき、その時の方便として用いられていた。

   ある時刻、あの環境、あの慣習から一斉に食することを強いられていた。

   ひとりになっても受け継ぐことに、違和感が。

   いつでも熱いものが食べられるという、環境を楽しむべきではないか。






   夜眠られないという、苦痛。

   そのため薬を飲むという、選択をする。

   もし寝られないという時を迎えたとき、私は起きておこうと思う。

   真から体の疲れたとき、知らぬ間に眠りにつくのではないか。








   人と同じことをしていないと、不安になる。

   同じ薬を飲んでいないと、心配になる。

   保険に入っていないと、落ち着けない。

   そういう環境に入り浸っているのではないかと、思い始めました。